国立国際美術館 ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ展 に行ってまいりました。

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ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ展 会期: 2020年6月2日(火)―10月11日(日)

国立国際美術館は、世界で最も注目を集めているアーティスト、ヤン・ヴォーの日本の美術館では初となる個展「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」(読み:ヤン・ヴォー)を開催いたします。 ヤン・ヴォーは1975年、ベトナム・バリアに生まれ、現在はベルリンとメキシコ・シティを拠点に世界各地で活躍しています。ヴォーは4才の時に、父親の手製のボートに乗って家族とともにベトナムから逃れます。海上でデンマークの船に救助され難民キャンプを経てデンマークに移住。コペンハーゲン王立美術学校、フランクフルト(ドイツ)のシュテーデル美術学校で学びました。

ヤン・ヴォーは、彼自身の経験、家族の歴史、社会的あるいは政治的な歴史に彩られたレディ・メイドの物、写真や手紙などの蒐集品、また彼の周辺の大切な人たちの手によるものを取り込みながら作品化します。それらの作品を通じ、アイデンティティ、権力、歴史、覇権主義、エロティシズムといったテーマが直接的にあるいは比喩的に顕れ、鑑賞者にも一つの事物に対して異なる角度からの視線を持つことを誘います。

本展覧会は、世界的に活躍するアーティスト、ヤン・ヴォーの全貌を明らかにする、日本の美術館における待望の初個展で、当館のみの開催となります。ヴォーの師、父親、恋人、ミューズであるヴォーの甥等、ヴォーの周囲の大切な人たちによる作品や、ベトナム戦争を押し進めた米国防長官R.マクナマラの遺族との協働による作品など新作、近作を含め約40点余の作品を展示。ヴォーの卓越した選択眼、組み合わせの妙を存分に堪能いただけます。またヴォーにより丹念に考え抜かれた展示空間への作品配置も見所です。

 




 

感染症対策中でしたが、ぽつぽつぽつと来館者さんがいました。

 

拝見しての感想は、

独特の感性が溢れていました。

 

塗られた鏡。飾り文字。不完全な彫像。見ない形の天使やキリスト像。手紙。

 

考えるな、感じろ。という世界でした。

分かる人には分かるのだろうけど、

私は、ただただ圧倒された作品展でした。