京都国立博物館の特集展示「赤ってじつはどんな色?」に2019年8月行ってまいりました。

 

 

特集展示「赤ってじつはどんな色?」は、京都国立博物館1F入り口から右奥で展示されていました。

 

展示入り口前でパンフレットをもらい、クイズに答えながらまわりました。

 

古墳から、赤でかざったものがよく見つかるそうです。

棺が赤で塗られていたり、埴輪に赤い線が塗られていたりしています。

これは、昔の人は、赤は悪霊を追い払ったり、パワーを得られる色ということで亡くなった人が生き返るかも、と願いを込めて塗った、とも、俗説ですが考えられているそうです。

 

赤には、特別な力があると思われていたようで、全身を真っ赤に塗られた仏さまの絵や、赤い鬼面が作られ、赤により人間を越えた特別なものを表現していたのかもしれません、とのこと。

 

クイズに答え、2Fのレファレンスコーナーに行くと、赤色をつくる材料のレクチャーをしてくださいました。

土、石、木の皮・幹、花びら、根っこ、虫(虫の体液)など、本物を見せてもらいながら、色の採取の歴史などを伺いました。

昔は、人工の染料がないので命がけで天然の染料をとっていたことを知りました。